──そして僕たちは空を壊し、その欠片を手にしていた──


青い空のカミュに関するあなたの感想、考察などを自由に表現してください!


『青い空のカミュ』が発売されてから、ネットでは様々な感想や考察を拝見するようになりました。
その内容は多岐にわたり、制作サイドですら想像もしなかった
印象深い洞察や この作品に対する素直な心情の吐露の数々。
時には幾度にもわたって考察を重ねていただくこともありました。
今までにはないリアクションの数々に
この作品を受け入れてくださったユーザーの皆様には、本当に感謝してもしきれないほどです。

”美少女ゲームを芸術として表現する”
KAIはこのコンセプトで作品を作りました。
芸術として制作者が表現したかったものがあります。
そして、その解釈はユーザーの皆さんに委ねられております。
それゆえにプレイして頂いた皆様のご感想ご考察も
紛れもなくこの作品の世界を構成する一部であると捉えております。

内容はネタバレを含んでも問題ありません。
また、すでにツイッターやブログ等で公開されている内容のコピーもOKです。
寄せられたメッセージはサイト上で公開させていただきます。
『青い空のカミュ』の感想、考察などがユーザーの皆さん同士でも
共有させていただける場になればと考えております。

皆さんが、そして製作者にもまだ気づいていない、「青い空のカミュ」の新しい一面が見えるかもしれません。

青い空のカミュ感想キャンペーン
期間: 2019/6/21~7/21まで
応募方法: 下のフォームからご応募ください。
応募された方の中から抽選で〆鯖コハダ描きおろし色紙10名様にプレゼントいたします。

描きおろし色紙 「Nous avons un ticket entre nos mains」


*原文抜粋
蛍ちゃんはやっと見つけた大切なものを失ってしまったがこの先どうするのだろうか。強い子だからなんやかんや普通に生活していきそうでもあるが…

蛍は確かに強さを持っています。ですがそれは”自分が無い”ことと切り離せないものとして描いています。 恐らく蛍は燐を通して自分を得たのかもしれません。そうなれば…と考えてみるとこれからの蛍がどう生きるか? 色々考えさせられそうですね。(〆鯖コハダ)

*原文抜粋
CG、音楽、シナリオ、雰囲気などすべてのクオリティが高くテーマがテーマだけに考えさせられることも多かった。 ところどころで小説のモチーフや引用がされているので元となった小説を読んでいけばまた違った見方ができて何度も楽しめる作品だったと思います。

*原文抜粋
“Rin is impure, and will corrupt Hotaru if they stay together” This seems to be the most popular theory, that the basis for the arc with Satoshi was that Rin’s feelings of love and lust are blemished, and that this contaminates her relationship with Hotaru and her presence in the perfect world she longs for. It explains the significance of Satoshi’s role in the narrative and gives justification to the ending from Rin’s perspective, but it can’t possibly be the answer.

非常に興味深いお話です。 ”燐が汚れていて同じように蛍を汚してしまう” と言うのは本編でも燐自身が語ることなのですが、 それは単純に割り振られた役割通りで解りやすいけれど、 出された答えではありえないとの考察。確かにこの作品は”その先”を目指していました。(〆鯖コハダ)

*原文抜粋
青い空のカミュ製作お疲れ様でした。 イラストレーターとしてコハダ先生を知っていましたので今作にてシナリオ執筆を行っていた事に興味を持ち凌辱ゲームメーカーと知りつつも手に取らせていただきました。 プレイしてみると序盤から話に引き込まれてゆきその不思議な世界観には驚きました 内容として凌辱を抜くと文学的作品として投じるような内容となっており 主題として理不尽を描き 幸せと幸運の違いについて問いかけるものは作品を通して考えさせられるものが有りました。

*原文抜粋
正直に述べさせてもらうならばかなり評価に苦しむ作品でした。というのもプレイ時間はフルプライスでありながら体験版範囲を除いてしまえば4時間程度しかなく、それを補う程度には透明感に溢れる秀麗な一枚絵の数々であったり腐っても“KAI”と言わんばかりの触手凌辱が本作品を美しく彩っており買っても後悔しない作品ではあったと思いました。むしろこの場面で用いた哲学的発言は本作品において何を狙ったものであろうかと終わった後に色々と想像を膨らませることが楽しめるような作品だったように感じます。でも深い考察は哲学者に任せましょう。本編中で述べられるカミュとサルトルの論争についてにでも熱く語っているのを僕は横から眺めておきます。

*原文抜粋
そこで自分が最後のエピローグまで見て出た結論としては、「この世界は座敷童自身である蛍を中心として繰り広げられた世界」だったんだろうなと。

実存主義の考えとしては全ての自己実存には動かすことのできない固有性があると言うの根底にあります。 人はどこまで行ってもどうしようもなく”自分自身”であると言うことですね。 その意味では蛍の内的世界自体が世界そのものであると言う解釈は非常に面白いですし、 これは想定していない考えでしたが、そう考えれば色々な点が説明できるところでもあります。(〆鯖コハダ)

*原文抜粋
先生のキャラはすごく可愛いです! シナリオはかなり深刻です!

*原文抜粋
CG、音楽、シナリオ、雰囲気などすべてのクオリティが高くテーマがテーマだけに考えさせられることも多かった。 ところどころで小説のモチーフや引用がされているので元となった小説を読んでいけばまた違った見方ができて何度も楽しめる作品だったと思います。 シナリオはHシーンよりも気になってそっちを優先するぐらいでしたが、それだけに欲を言えばもっとボリュームが欲しかった。ただボリュームがあればあるほど良いというものではないですが、世界観も素晴らしかっただけにもう少し浸る時間が欲しかったところ。

*原文抜粋
僕は、世界と己の距離感が今回のテーマかなと。そしてそれは人それぞれ違う長さだが、世界から見れば全て同じなんだと。上には上がいるし、下には下がいる。それに自分が選ばれたのはただの偶然であって、何の運命もないと。だから世界を残酷だと感じる。ここでの一番の残酷な点は世界がそれを何とも思っていないこと。

世界には上も下も右も左も無く全ては実存に対する相対的な位置であって、 意志的、道徳的な黄金律は無いと言う事を作中で”巨人”として燐に語らせています。 世界は盲目の巨人のようなものではないでしょうか。 (〆鯖コハダ)

*原文抜粋
「青い空のカミュ」をプレイして突きつけられたものは「不条理」。 そんな不条理にさらされた私は、燐や蛍とともに暗い森の世界を乗りこえた先に、彼女らと同じように1つの答えを見つけました。 ――小さいオオトモ様が可愛いと。 そう、小さいオオトモ様は可愛いのです。 決して、ロリコンなワケではありません。オオトモ様の憫然たる人生に同情したワケでもありません。 作中で蛍は語ります。 「良いとか悪いとか。そういうことじゃなくて、本当はただ綺麗なものがあるだけなのかなあって……」 分かりますか? 見た目が幼いとか年齢がどうだとかそんなちゃちなものを語りたいワケではないのです。 「ただ綺麗なものがあるだけ」であって、ただ可愛いものを可愛いと言っているだけです。 最後にもう一度いいます。小さいオオトモ様は可愛い。

これって”美少女”の本質だと思いますw 『青い空のカミュ』を通して描きたかったものは美少女ですので その意味でもただ綺麗なものとしてキャラクターを受け取って頂けたのは嬉しい限りです。 (〆鯖コハダ)

*原文抜粋
初めてエンディングを迎えた時は胸がいっぱいになり少し早い五月病の気分を一月ほど味わうことになったのを今でも覚えている。もう9回近く繰り返しプレイをしエンドまでやっているが未だに結論は出ていない。ネット上では様々な意見が出ているのだろうが、自分は好きなことに関してはネット断ちに近いことをしているので評価等は一切知らないが良いゲームに出会うことが出来たことが素直に嬉しい。

このゲームには関しては様々な思索をしていただけるのが何よりも嬉しく思っています。 プレイして頂いた方の感受性のままに世界に浸って頂けるような芸術を目指しました。 (〆鯖コハダ)

*原文抜粋
終わった後にextraからミュージックで”完璧な世界”を改めて聴いていたら、OPにしてこの全てが終わった後の蛍のことを言ってるような感じがしました。サビ前までが紙ヒコーキを拾ったあとに燐との思い出を思い出しているような感じ。そしてサビの部分から燐はもういないけど進もうという蛍の思いのように思いました。”さあ 走り出す 線路上”ここは燐はもういないけどそれでも進もうとする感じ。”完璧な 日の 希望”ここは燐が居た証である紙ヒコーキなのかと思います。

”完璧”であることと”傷一つない”ことは同じ意味では無いと思っています。 だからこそ不確定で不条理な世界を描いたこの作品の主題歌を”完璧な世界”と名付けました。 あの歌は燐と蛍、どちらの気持ちを歌っているのか、そう考えてもう一度聞いていただければと。 (〆鯖コハダ)

*原文抜粋
本当の幸せはなんなのか、分かるととても切なく儚すぎる、めちゃくちゃいいシナリオであっぱれすぎる。 ほんとうによかった.......。

燐と蛍はどちらの名前も儚い光をイメージして付けた名前です。 (燐光には様々な意味もあります) 本当の幸せとはそんな光のようなものなのだろうと思います。 (〆鯖コハダ)

*原文抜粋
だが、一度握った手は"離れてしまったのか、離してしまったのか。"

自分にもどちらかだったかわかりません。 あのシーンに意志を表す言葉は用意しませんでした。その後の燐の表情も。 最後の最後に描いたイベントCGがあのシーンでした。 (〆鯖コハダ)

*原文抜粋
燐が青い世界に取り残されたのは冷蔵庫などで食べ物を食べたから? 最後は蛍は座敷童の力を失った? 最後の紙飛行機は燐からのメッセージでしょうか?

はっきりとお答えできるのは、すでに蛍は座敷童では無いと言うことだけです。 その他については、そうであるとも言えますし、そうではないとも言えます。 (〆鯖コハダ)

*原文抜粋
ままならなさ、確かなものなどないという感触。主が不在となった後に、でんでんむしの殻のなかに残されたものは悲しみかもしれません。「引っかき傷」に対して潔癖な燐が、電車の中と外とで蛍との手が離れてしまった時に見せた、安堵とも諦念とも取れる微笑みが痛ましい。

悲しみを感じるのは主の無くなった入れ物であると言うのは興味深い隠喩だと思います。 何故、何も”無い”のに悲しみは”ある”のでしょう。 電車のシーンでは文章だけでは書き現せない表情をあのイベントCGで描きました。 このシーンをかくためには自分自身でシナリオから原画グラフィックまでやる必要性があったと考えています。 (〆鯖コハダ)

*原文抜粋
どうして綺麗なものをそのままにしておかないのか…考えれば考えるほど、難しい言葉ですね。やはり現実では欲望の方が強く、汚してしまうんだろうなと。 それでも、大切なものは守っていきたいものです。

自分たちは色々な大事なものを汚し続けるし失い続けるのだと思います。 たとえいつも手遅れでも、それでも、そのようなことに”反抗”し続けていきたい、 とそう思いながらこのゲームを作りました。 (〆鯖コハダ)

*原文抜粋
読者に考察の余地を多く残した純文学的な雰囲気がとてもよかったです。シナリオのボリュームがあると尚よかったと感じました。

シナリオのボリュームに関しては一本道と言う事もあり、この事について厳しいご意見を頂いております。 より精進し、シナリオ、グラフィック共に更にクオリティとボリュームを追求していきたいと思っております。 (〆鯖コハダ)

*原文抜粋
蛍に『ひっかき傷』を残してしまうことをわかっていながら。 蛍は燐が取り残されてしまった世界を『完璧な世界』と表現しましたがそれは誰にとっての、何のための『完璧な世界』なんでしょうね? 最後に…蛇足でしかないと、この『芸術』にそれは許されないとわかっていますがそれでも蛍と燐がいつかまた、笑いあえるそんな『世界』を夢見て。

おそらく誰のためのものでも何のためでも無いのだと思います。 静寂と言うものは誰のためのものでも無い停止した空間だからこそ、 時に人は静寂へアクセスしたくなるのでは無いでしょうか。 二人について物語の”後”について語る言葉は何一つ想像できませんでした。 自分自身も考えたくはあるのですが、どうしても最後の”青空”の後を思い浮かべることが出来ませんでした。 (〆鯖コハダ)

*原文抜粋
また、それを見た蛍の「完璧な世界」という表現も気になります。 青い空≒雲がなく太陽にさらされている光景を 「異邦人」の「太陽がまぶしかったから」に添えて不条理(=完璧)な世界にいるという事なのかな。

不条理を超えた世界。もしくは不条理と世界を止揚したのかもしれません。 (〆鯖コハダ)